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2014年1月25日 (土)

スバルのCM「進撃の巨人」

(長文注意) 実写映画化が予定されている「進撃の巨人」だが、問題は"巨人"の表現。 どれくらいリアルなものになるかで、映画の評価も大きく左右されるだろう。 その前哨戦というか、実験というか… スバルのCMに実写版の"巨人"が登場。 一応映画と同じ監督が担当みたいだから、実際の映画でも大きな変更はないものと思われるが… これが本当にそのまま映画に流用されるのであれば…大コケ決定だ。 全然ダメ。 日本の特撮技術がこの程度だとは思いたくないなー… 残念過ぎる。 TVドラマだったとしても、もう少し頑張ってもらいたいレベル。 想像して欲しいのは…ハリウッドの超大作。 同じ題材で作らせたら、本当にそこに居るかの様なクオリティになるはず。 その為にまず考えなければならないのは、空気抵抗などの物理的な処理。 巨大な物が素早く動くと環境はどうなってしまうのか? 凄まじい風圧が発生したり、巨人の体にも様々な変化が"常時"起こってなければならない。 スネや腕などの筋肉の伸縮も必須。 ところが、CMで動く巨人達の印象は…あからさまな"合成"。 実写に溶け込まず、違和感まる出し。 観てるこっちが恥ずかしくなるほどだ…… 日本の技術に期待してない人なら、これで満足だろうし評価もするだろう。 しかし、私は日本が"本気"になればハリウッドを脅かすほどのクオリティを実現できる力はあると思っている。 そもそも、そのハリウッドのクオリティには多くの日本人が参加してるから。 て事は技術者にはなんの落ち度もなく、問題は監督となる。 監督が何をクリエイターに求めているかで完成度が決まるのではないだろうか。

 今年は漫画・アニメ原作の実写映画化が結構控えている。 「パトレイバー」や「魔女の宅急便」,「ルパン三世」など。 それらも成功するかどうかは、結局のところ監督の姿勢次第と言ったところか… 過去に失敗した作品の多くは…監督による私物化のせいだと思う。 "俺様ならこうする"といった要らぬ個性を出してしまうから失敗する。 「キャシャーン」とか「デビルマン」とか…… あの辺も、海外の「スパイダーマン」の様にリアルとエンターテインメントに徹していれば、もっと違った結果になっていたはず。 独特な演出とか作品をブチ壊すだけ。 自分の為ではなく求める客の為に作ってくれ。 そういう意味で原作の世界観を熟知し、リアルとエンターテインメントに徹する事で大成功した邦画がひとつだけある。 それは…「ALWAYS 三丁目の夕日」。 この作品が邦画の未来を大きく変える事になると思ったんだけど…まったく活かされていない様だ。

 ちなみに、先日"リアル"という言い回しにおいて…こんな指摘をされた。 「実際を知らないのにリアルかどうかなんて分からないのでは?」 たまにこういった類いの疑問を投げかけられるのだが… リアルとは本物の様に見える事であって、本物と同じという意味ではない。 例えば、本物のガラスは綺麗で透明だが、映像で表現する場合綺麗過ぎてCGに見えてしまう。 これを"本物っぽく"見せる為に、あえて汚す事は多々あるのよ。 俗に言う"ウェザリング"ね。 重要なのは…本物かどうかではなく、本物に"見える"かどうか。 つまり、実際を知ってるかどうかはどうでもいいのだ。 ゾンビ映画に出て来る怪物が作り物に見えなければ、それはリアルだと言える。 この事を理解できない人はいないと思うが、理解していない人は意外と多そうなんだよね。 その度に、こんな説明をする訳にもいかないし… でも、こういう意味でのリアルって個人的に好きな表現だから、つい言ってしまう。 困ったものだ。

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