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2013年8月 2日 (金)

映画「風立ちぬ」

評価:★★★★★★★☆☆☆
(ネタばれ&長文注意) 1日1000円のサービスデーで観た映画「風立ちぬ」。 事前に情報を得過ぎたな。 全編に渡って、これがあの時のあれか…みたいな。 落ち着いて鑑賞する事が出来なかったよ。 そんな中で、特に気になったのは…宮崎駿監督で、ここまで悪者やトラブル,アクションがない作品は初めてじゃないだろうか。 かと言ってシリアスな人間ドラマでもない。 たぶん主人公の"夢"が頻繁に挿入されるからかも。 ざっくりと物語を説明すると…飛行機の設計に心を奪われた少年の話。 劇中では少年が大人となり、生き続ける事を綴っているわけだが… よく聞く感想には「純愛に感動した」といった類いの内容も多いけど。 私の超個人的な解釈を言わせてもらうと、本作は最初から最後まで全てが「少年の夢」だったのではないかという思いに至った。 つまり、菜穂子も親友も上司も、大地震や戦争も… 全部が実は現実じゃないのでは? なんてね。 こう言っちゃうと誤解を招くかも知れないが… まだ少年の身には訪れていないのではないだろうか? て事。 だって主人公のあまりにも"濁り"のない行動力が、少し不自然に思えてさ… 夢の中って不思議と何が起こっても疑わないでしょ。 菜穂子との関わり方も、それに近いものを感じたのよ。 現実なら「え!?」と躊躇してしまいそうな事もなんのその。 これは主人公の性格ではなく、夢の中だからではないだろうか。 そう考えると、かなり近い終わり方をしている漫画がある。 それは…「ハイスクール奇面組」。 内容は直球のギャグ漫画なんだけど、何年間も続いた連載最終回のラストは…なんとまさかの"夢オチ"。 ヒロインの河川唯が大人になり、主人公の自転車の後ろに乗って心地良い風を受けるなか……中学校の窓辺で目を覚ますというもの。 彼らが実在するかは読者の想像にお任せ。 「風立ちぬ」では、最後に少年が目覚めるという場面はないが…これが全て少年の夢の中だと仮定すると、奇面組のラストに近い"切なさ"を感じる。 通常の客がこんな感情を抱く事はないと思うが、大切な人を失う悲しさよりも…実在しないという絶望感のほうが苦しいんじゃないかな。 例えば、今、目が覚めて、自分が子供だったら…… 嬉しい? それとも悲しい? そんな事を考えさせられた映画。 万人向けではないかも。

興味のある方は公式サイトへ
映画「風立ちぬ」公式サイト
詳細が掲載。


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新宿ピカデリーの「風立ちぬ」ポスター。


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