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2012年3月19日 (月)

映画「新・のび太と鉄人兵団」

評価:★★★★★★★★★★
(ネタばれ&長文注意) 先日テレビで放送された映画ドラえもん「新・のび太と鉄人兵団」。 オリジナルの大長編シリーズのなかでもかなり好きな作品だからさ… 「のび太の恐竜2006」の映画版に落胆した私は、漫画の岡田康則氏版を楽しみに待っていたんだけど… どうやら鉄人兵団はコミックス化されていないらしい。 というか、漫画自体描かれていないのかな? 仕方がないという事で、確認の意味も込めて映画版を観たところ…… 評価の通り、大感動! のび太の恐竜で語った不満(語logにはないが)がほとんど解消されている。 例えば、人物の筋肉のふくらみが露骨だったり…のび太の部屋に食玩があったり…本来のび太だけが号泣するシーンで仲間全員が号泣だったり。 腹立たしい限りの改悪っぷりだったからね。 そんな先入観も手伝ってか、本作は余計に素晴らしく見えた。 なによりドラえもん「らしさ」を最優先しているように感じる。 色々と原作からの変更も多いが、セリフや行動・結果にちゃんと意味があるし。 むしろ、原作よりもこっちの表現のほうが良かったりする。 のび太がうっかり破壊兵器の事を口にしてしまった時のリルルの表情とか。 さりげなく、窓を背に逆光を演出しているのは感心。 原作はわりと淡々と話が進むから、この辺はあまりドキドキする場面じゃないんだけど…本気で「のび太ーッ!!」て思ったから。 あとはピッポ。 破壊兵器ザンダクロスの頭脳なんだけど、原作ではただのボール。 これが、ひみつ道具によって愛らしいピッポに変身。 かなり大胆な変更だが、これも納得できる説明があり、存在意義の持たせ方も秀逸。 その代わり、スネ夫のラジコンロボットのミクロスが人工知能を得られなかったのは残念だけど。 役割は少し違うが、ピッポはミクロスのパートを担っている面もあるため…キャラ被りは避けられない。 実は展開を大きく左右する重要な役目を持っているミクロスだが、今回の変更に不満を持つファンは少ないだろう。 ラストも変にキラキラさせる様な過剰演出がないから、最後まで安心して感動できた。 そう言えば大長編って「大冒険」も一つの醍醐味なんだけど、本作は意外に「冒険」してないのね。 どこでもドアで北極に行っただけで、あとは自分達の町に鉄人兵団をおびき寄せ…地球を守るんだ! みたいな。 それなのに、この充実感。 今回は特に背景の描き込みも大きいと思う。 鏡の世界とはいえ、大都市の壮大さや大自然の雄大さを緻密に描写。 のび太達がそこで動き回るだけで十分絵になる。 観ていて飽きない。 本当に素晴らしい作品なんだけど、レビューサイトを少し覗いてみたら…公開が去年の3月5日だって。 つまり、映画の公開直後に3月11日の大震災が発生している。 初日の感動を伝えたくても、そんな状況ではなかったと語る人達もいた。 おそらく、映画館に行くことを自粛された方々も多かったはず。 観た人の評価は非常に高いのに、大々的に盛り上がっていなかったのはこの為だったようだ… 被災された人達にも「力」を与えられる映画だと思うが、当時は確かに色々と難しい状況だったかも。 テレビの放送で初めて観た人も多いかな? でも、私自身放送の数日前に知ったくらいだからなー… やってたのー? て人もいそう。 もう一回テレビで放送して欲しい。

興味のある方は公式サイトへ
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 公式サイト
詳細が掲載。

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