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2008年3月31日 (月)

漫画「MOONLIGHT MILE」

評価:★★★★★★☆☆☆☆  
まず始めに言っておきたいのは…私は性描写が大嫌い。 それが例え不可欠な要素であったとしても。 この「MOONLIGHT MILE(MM)」は宇宙開発の一つ「月」に焦点をあてたドラマだという情報で読んでみたんだけど… この作者でもある太田垣康男氏は、水と油を必至にかき混ぜている印象を受ける。 よく海外ドラマでも、初回には性描写を入れつつ大ヒットに伴いソノ要素を排除しているわけだが… 理由は本筋と性描写は水と油だから。 じゃあ、なぜ最初に油を注ぐのか? まー、いわゆる保険ってヤツだ。 ヒットしなければ、油に逃げる事で一定の支持を確保できる。 ところが、今回のMMはいつまで経っても性描写をやめない。 この作品には必要なんだという意地すら感じる… 個人サイトなどでは、MMを最高の漫画と評する声も多いが…私の評価は既出の通り。 理由もほぼ冒頭のまま。 そのため、心理描写に対する評価も著しく下げる結果になっている。 別の惑星の人種たちっつー副題を加えたほうがいいくらいだ。 作者の偏見とでも言うのか、宇宙飛行士はみんな陽気で強運の持ち主みたいな。 その裏に込められた作者なりの意図もあるだろう。 しかし、宇宙や機械類が凄まじくリアルだから、人物像にもリアルを求めるのは必然。 確かに宇宙飛行士達はあらゆる面において訓練を重ね選び抜かれた超エキスパート集団。 どうしても似通った性格が揃うのも多少は理解できる。 ただ、残念な事に主人公のブサイクな性格こそがエリートの証しみたいな… 楽しく生きるために全力でふざけるのが賢い人間だっつーエピソードも多い。 そこには作者のコンプレックスも見受けられる… 実社会で何かあったのか? 熱血やパパラッチに対するアンチとか、微妙な陶酔感が好きになれない。 分かりやすく言うなら「2チャンネラーが好きそう」かな。 …こんなに言うなら読まなきゃいいと思うかもしれんが、これまた残念な事に性描写と心理描写以外は強烈に良く出来ている。 故に本当にもったいない作品。 性と心理をごっそりカットしていたら、世界的に伝説の漫画となれたであろう…… でも作者が漫画で性描写をし続けるって事は、実写映画化なんて話しがあっても譲らないだろうな… MMの世界観を使って別の作家が書き下ろすなんてのもアリだと思うけど。 とりあえず性描写を乗り越える自信がある人ならオススメ。 私は乗り越えてないんだけど… イライラしながら飛ばして読むから。 ま、それなりの覚悟が必要って事かな。

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